精神科医、水島広子さんの新刊(2015年12月11日発売)です。
◆その不安、ニセモノではありませんか?――「決められない」「自信がない」「人間関係がしんどい」あなたに
すごいです。
著者、水島広子さんが伝える、
不安や怖れに囚われないための「心の姿勢」。
ふんふんと読み進めるうちに、最後は 圧倒される思いになりました。
この本は、
単なる「不安、心配性の人への処方箋」に留まらない、
大きなものを持っています。
この本に書いてあることを、
少しずつでも実践し、身に付けることができたなら、
人は、どんなに救われることでしょう。
あたたかで、おだやかな生き方が出来ることでしょう。
しかし、水島さん自らが本の中でおっしゃってましたが、
彼女が推奨する、この「心の姿勢」を、
「いい子ぶっちゃって」
「わざとらしい」
「こんなのムリ」
と、ジャッジメントする人も少なくないと思います。
でも、水島さんの著書や活動、ツイッターなどを見る限り、
彼女が表面だけでいい子ぶっているのではなく、
本当に、この「温かな」「心の姿勢」を実践している
ことは伝わってきます。
彼女が、不要な 不安や怖れに囚われず、
自分の生き方に自信を持って生きていること。
しかも、その彼女の活動・信念が、
社会や多くの人に貢献する「結果」を出していること。
それは、一読者の私にも、伝わってくるのです。
この本には、
そんな水島さんの信念や生き様も現れている気がして、
私は改めて、水島さんへの尊敬の念を強くしました。
とにかく、この本は、読みやすいけれども、
内容が とても濃いです。
私は、水島さんの著書を もう10冊以上読んでいますが、
それぞれの本で伝えている
共通のテーマ、共通のポイントが、
この一冊の本に凝縮されている
ようにも感じました。
水島さんは、対人関係療法の第一人者ですが、
そんな彼女が語る、
人間関係で 不要に悩まないための極意。
それが、この本には 凝縮されている気がします。
この本は、タイトルにあるような
「不安に囚われがちな人」はもちろん、
人間関係に悩むことがある(悩まない人は、きっと いませんね)
多くの人に、ぜひ読んでもらいたい本です。
私も、内容が濃い一冊なので、
何度も読み返して、
スルメのように(笑)味わいたいと思います。