私が勝手に敬愛している、精神科医、水島広子さんの本です。
彼女は「対人関係療法」の第一人者であると同時に、実は、摂食障害治療の専門家でもあります。
拒食症、過食症などの摂食障害に悩んでいるご本人はもちろん、そのご家族や周囲の方にもおすすめの本です。
水島さんの本は全てそうですが、患者さんや悩んでいる方に寄り添う、優しい内容です。
しかも、内容が簡潔明瞭で分かりやすい。
また、水島さんがおっしゃる、「摂食障害は、強迫性障害やPTSDのように、不安障害とみたほうが現実の治療に即している」という考え方にも共感します。
上の本は2009年に発売されたものですが、もうすぐ(12月16日?)下の新刊も発売されるようです。
こちらの本は、より援助者を意識した内容でしょうか。
私も、発売され次第、すぐ購入して読んでみようと思います。
摂食障害の不安に向き合う:対人関係療法によるアプローチ (創元こころ文庫)