運動部のパワハラ指導、体罰、根性論

今日、アメフト悪質反則問題で、
「加害者」となっている日大選手が、名前も顔も公表して、記者会見を行った。

彼は、被害にあった関学大選手から見れば、確かに「加害者」だが、
一方で「被害者」でもあることは、多くの人が賛同するところだろう。

日大アメフト部悪質反則問題。加害者生徒の記者会見を見て。

教育、指導という名のもとに。
体育会系教師、運動部顧問、少年団のコーチなどが、

・パワハラ
・体罰
・根性論

を振りかざしている事例は、枚挙にいとまがない。

カウンセリングをしていても、
それら被害にあった体験談を、どれだけ聴いてきたことか。

児童生徒だけじゃない。
保護者にさえ、そのパワハラ被害が及んでいるケースがある。

そして、そのトラウマ体験が、
その人の生きる力に、どれだけ 深い影響を与えていることか。

人格形成、対人恐怖、神経状態の過敏化・・・
恐怖で支配し、思考停止させ、意のままに操る。服従させる。

そんなの教育じゃない。

なのに、周りの関係者(上司にあたる者ですら)は、
違和感を感じつつ、怖くて、物申せない。

結果は出しているから、などと言って、放置している。
内情を知らない、表面や結果しか見ない人たちは、称賛さえしている。

今回の出来事をきっかけに、
日本全国、決して珍しいことではない、
この、パワハラ指導や 体育会系・非教育指導に、大きなメスが入ってほしい。

貴重な問題提起をしてくれた、この日大生徒の勇気には、心から尊敬の念をおぼえる。

そしてこの後、彼には、十分なケアや サポートがされますように。