私も含め、日本の研究者・臨床家34名が集結!

私の文章が、初めて書籍に収録されました。

2023年6月28日、『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(花丘ちぐさ編著、岩崎学術出版社)という本が発売されました。

この書籍には、ポリヴェーガル理論を臨床で活用したり研究している、国内のさまざまな分野の人たちが名を連ねています。

著名な方々も多数参加されており、私も産業分野(職場の精神衛生)の実践者として、この34名の一人として執筆させていただきました!

ポリヴェーガル理論の臨床応用

なぜ、私がこの本に登場することになったのか?

この素晴らしい機会を与えてくださったのは、編著者である花丘ちぐささんです。

ポリヴェーガル理論関連の書籍に触れた方なら、彼女の名前を知らない人はいないでしょう。

11年前、私がSE療法を学び始め、ポリヴェーガル理論に出会った時、日本語で書かれた本は一冊もありませんでした。英語が得意ではなかった私は、海外の書籍や論文にアクセスすることができず、何度も悔しい思いをしました。

しかし、SE療法のトレーニング仲間であった花丘さんが、その優れた語学力と行動力を活かし、数多くのポリヴェーガル関連書籍を驚くほど迅速に翻訳し、出版してくれたのです。

彼女の功績がなければ、私を含め多くの日本人はこの理論を知ることも活用することもできなかったでしょう。

私は、彼女とSE療法のトレーニング同期生だったことや、ポリヴェーガル理論の図解セットなどを販売し、他の方よりも少し熱心にポリヴェーガル理論を活用した活動を行ってきたことがあります。また、今は退職しましたが、企業の産業カウンセラーとして11年間、従業員のメンタルヘルスに取り組んだ経験がありました。
そんな経緯から、花丘さんは今回の企画で、私に声をかけてくださったのだと思います。

この貴重な機会を与えてくれた花丘さんには、心から感謝しています!

彼女からのバトンリレーが、多くの臨床家、そして一般の方々へ末広がりに広がっていって、その恩恵にあずかれることを心から願っています。